新型コロナウイルス感染症が拡大し、働き方も変わってきました。
特に、緊急事態宣言が発出されている都道府県では在宅勤務が推進され、私が働いている大学でも時差出勤や在宅勤務が(形式上)推進されています。
大学職員のほとんどは、在宅勤務ができるはずなのに、なぜか出勤している人が多いのです。
今回は、なぜ在宅勤務が進まないのかまとめました。
在宅勤務が進まない理由
1.上司に問題がある
なぜなら、上司が在宅勤務をしないからです!
上司が在宅勤務をしないので、部下は在宅勤務しにくいのです。
では、なぜ、上司は在宅勤務をしないのでしょうか?
家で仕事ができると思っていない
私の働いている大学では全員がoffice365を利用できるので、部署内の連絡事項はTeamsでできますし、ファイルもクラウド上に保存できます。
また、パソコンの遠隔操作もできるので、家のパソコンで大学内のファイルを編集することだってできます。
なのに、自分がやり方が分からないという理由だけで、在宅勤務はできないと思い込んでいるのです。
また、とある部署の上司が言っていたことに衝撃を受けました。
これは、「在宅勤務なんてできないから有休にしろ」と言っているのか、「仕事量を減らすから、有休を取得して体を休める期間にしていいよ」と言っているのか・・・
残念ながら前者でした。
仕事量が減らないのに有休を取得できるのは、(自分が所属するような)暇な部署だけです。
結局、上司の一言が在宅勤務を取りにくい状況を作り出し、部下は出勤している状況になっています。
職場に行く=仕事をすると思っている
また、上司の人たちは長年、当たり前のように職場で仕事をしていました。
彼らは働き始めて、体調が良い日も、すぐれない日も、二日酔いの日も朝から出勤し、何とか1日を過ごし、家に帰る毎日を過ごしてきました。
それがいきなり、オンライン会議だの在宅勤務だの・・・職場に行かなくてもいい環境を受け入れられないのです。
部下と会えなくて寂しい
久しぶりに職場に出勤した際、上司から
と言っている上司も多いのではないでしょうか?
正直、部下のほとんどは愛想笑いで対応していますが、心の中では
と思っているのです。
2.部下にも問題はある
では、上司が全部悪いのかといわれたら、そうではありません。
部下にも問題はあります。
上司のせいにする
と、上司に全ての責任を押し付けてはいけません。
まずは、上司に自分の業務や在宅勤務できるということをを理解してもらい、素直に在宅勤務をしたいと伝えるべきです。
それでもダメだと言われたら諦めましょう。
パソコンのスキルを向上させていない
普段、アナログな働き方をしている人が、
と言ってきたらどう思いますか?上司は
と言うでしょう。
家で仕事する時に、職場で仕事するのと変わらない程度のスキルが必要になります。
パソコンのスキルを向上させて、仕事をデジタル化していきましょう。
最後に
奇しくも新型コロナウイルスが在宅勤務のキッカケになりました。
これからは、少子高齢化やAIの台頭により、働き方改革はさらに加速していくことになりそうです。
働き方は変わるのに、働く人が変わらないと意味がありません。
できない理由を見つけるのは簡単ですが、これを機に在宅勤務を導入して、新しい働き方を始めましょう!