大学1年生は初めての定期試験で分からないことばかりだと思います。
実は、高校と大学とでは定期試験の評価方法や評価基準が違います。
今回は、大学の定期試験について
- 高校と大学の試験の違い
- 大学の試験の特徴
について解説します。
ちなみに、定期試験を受けるまでに準備すべきことは↓の記事にまとめています。

高校と大学の評価方法の違い
試験がない科目の多くは、レポートや課題が与えられ、期限内に提出する必要があります。
また、講義の終わりに実施される小テストの積み重ねや、講義中の積極的な態度(講義への貢献度)が成績に反映されることもあります。
高校と大学の成績の付け方の違い
テストの点数
自分では解けた!と思っていても単位を落としてしまっていたり、全然解けなかったと思っていても単位を習得することができていることもあります。
成績評価
高校と大学で同じ5段階評価のように見えますが、中身は違います。
大学の場合、『不可』や『D』は単位を修得できなかった(単位を落とした)ことになります。
つまり、卒業に必要な科目の場合、来年度も1から授業を受ける(再履修する)必要があります。
もし、成績に納得できない場合はどうしたらいいの?
教員は採点した答案を保管する義務があります。
※保存期間は大学によって決められています。
また、受講生から成績の問い合わせがあった場合は、対応しなければなりません。
高校と大学の問題の出し方の違い
論述形式の試験とは、「●●について概要を説明し、自身の考えを延べよ」など、正解が1つだけではない問題のことです。
概要を説明するのは暗記でも回答できますが、自身の考えを述べるのは暗記では回答できません。
つまり、概要を暗記するのではなく、きちんと理解した上で自分の考えに落とし込む必要があります。
大学の試験の特徴
学生証は机に提示しておかなければならない
大学では定期試験を受ける時、学生証を机に提示しておかなければなりません。
焦って家に取りに帰るのは絶対NGです!
往復の時間がもったいないし、取りに帰ったことでテストに間に合わなかったら本末転倒です。
仮学生証とは?
一言で言えば「その日だけ有効な学生証の代わりになるもの」です。
仮学生証を発行すれば、家まで取りに帰らずに定期試験を受けることができます。
発行できる場所は大学によって違いますが、教務課や学務課、学部事務室で発行することができます。
万が一の時のために、どこで発行するのかを確認しておくといいでしょう。
ただし、発行は有料(200円程度)で、有効期限は1日のみです。
途中入退室ができる
たとえ、早く問題を解き終わっても何度も見直しをさせられ、座席でじっとしていなければなりません。
入室に1秒でも遅れると試験が受けられません。
科目によって試験教室や座席が違うため、早めに教室に行っておくことをオススメします。
資料やノートを持ち込みできる試験がある
何の科目が持ち込みOKなのかを確認しておく必要がありあます。
また、持ち込みができる科目は論述形式の試験であることが大半です。
試験時間中に概要をまとめて自分の考えを書く時間はないため、試験前にしっかりノートをまとめておきましょう。
追試験って何?
追試験とは、定期試験を受けることができなかった人のために設けられている試験です。
定期試験は7月下旬から8月上旬に実施されますが、追試験は8月下旬に行われます。
定期試験を実施した科目のみ追試験が実施されますが、追試験を実施する科目もあれば、レポート提出になる科目もあります。
追試験を受験できるのは正当な理由がある学生のみ
など、正当な理由で試験を受けることができなかった場合、追試験を受験することが認められています。
ただし、遅延証明書や診断書など、証明できるものが必要となります。
ちなみに、追試験料は、1科目につき1,000円〜2,000円程度徴収している大学が多いです。
また、追試験の申し込みは定期試験期間中と設定している大学が多いので、忘れずに申し込みをしましょう。
試験はきちんと受けたけど、追試験を受験できる?
追試験はあくまで試験が受けられなかった人のための試験です。
試験で思うような回答ができなかったからといって、追試験を申し込むことはできません。
最後に
定期試験で1番大切なことは、事前準備です!
定期試験を乗り越えて、単位を落とさないようにしましょう!
成績発表日にみなさんが「単位やばい」と焦るのではなく、「単位余裕!」と笑顔であることを信じています!