2学期制(セメスター制)の大学では、7月下旬から8月上旬にかけて定期試験が行われます。
しかし、様々な理由により試験を受けられない場合があります。
定期試験を受験することができなかった場合はどうしたら良いのでしょうか?
結論は、定期試験を受験できなかった理由によっては追試験を申し込むことができます。
追試験が申し込める理由と申し込めない理由についてまとめたので共有します。
まずは、遅刻限度時間を調べておく
大学によって違いますが、大体15〜20分と定めていることが多いです。
間に合いそうな時は全力ダッシュで教室に行きましょう。
理由は
- 申し込み理由によっては追試験が申し込めない
- 追試験料がかかる
からです。
追試験は無料(タダ)ではない
追試験はあくまで正当な理由で定期試験を受験できなかった学生のための救済措置です。
追試験のために教員は新しく問題を作成したり、職員は教員との調整や時間割を作る必要があります。
そこで、1科目当たり1,000円〜2,000程度の追試験料が必要になります。
追試験を申し込む科目が多くなるほど、金銭的な負担が大きなります。
追試験が認められる理由(5つ)
まずは追試験を申し込む必要がない状況を作り出すことが一番です。
ですが、やむを得ない状況で追試験を申し込む場合は理由を明確にしましょう。
1.電車・バス等の公共交通機関の遅延
追試験を申し込む理由として最多なのが、公共交通機関の遅延です。
公共交通機関が遅延した時には、必ず「遅延証明書」を駅でもらってください!
遅延証明書がないと、追試験を申し込むことができません。
必ず●●分以上の遅延であることを証明する必要がある
理由は、急げば間に合うはずだからです。
逆に遅刻限度時間を超える遅延であれば、急いでも間に合わないため、追試験の対象になります。
例え、乗り継ぎがあったとしても、1つの交通機関が20分以上遅延している必要があります。
また、大学によっては、自宅から大学に向かうことが条件など、厳格に定めていることもあります。
つまり、友達の家に泊まって遅延した場合は認められないということです。
2.風邪や怪我
風邪や怪我で定期試験を受験できない場合は必ず病院で診察を受け、診断書をもらってください!
診断書には「病名+●日の療養が必要」と記載してある必要があります。
受診日以降、●日の療養期間内は全ての試験で追試験を受験することができます。
受診日+療養期間内である必要がある
受診日より遡って追試験を申し込むことができません。
また、後日、追試験を申し込んできた時に
という学生がいますが、診断書がなければ追試験の申し込みはできません。
もし、病気になってしまった場合はすぐに病院に行って診断書を貰いましょう。
診断書は約1,000円〜2,000円が相場です。
診断書は後日でも病院で書いてもらうこともできますが、手間がかかるので先に貰っておきましょう。
3.就職活動やインターンシップ
就職活動やインターンシップと定期試験が重なった場合は、就職課やキャリアセンターに相談しましょう!
「欠席届」を渡してくれるので、面接やインターンシップ時に、企業の担当者に一筆書いてもらいましょう。
ちなみに、企業の担当者は何度も書いたことがあるはずなので、詳しい説明は必要ないと思います。
4.サークル活動(全国大会等)
神宮大会は試験と重なることはありませんが…サークルで活躍をして全国大会等に出場した場合は、学生課等のサークルを扱う部署に相談をしましょう!
「課外活動証明書」等をもらい、必要事項を記入して追試験を申し込みましょう。
5.忌引き
忌引きの場合は、教務課や学務課など試験や成績を扱う部署に相談しましょう!
多くの大学で二等身以内(祖父母まで)の親戚であれば、忌引きとして認めてくれます。
忌引きの場合は、亡くなってから2〜7日間有効とすることが多いです。
等身によって認められる日数が違う大学や一律の大学もあるので、確認しておきましょう。
追試験が認められにくい理由(4つ)
1.サークル活動外の大会出場
課外活動については、定期試験や成績を扱う教務課や、課外活動を扱う学生課、どちらも扱う学務課に相談しましょう!
追試験が認められる可能性は60%です。
公式な大会であれば、認められる可能性が高いです。
ですが、ただの集まりのような大会だと認められない可能性が高いです。
明確な基準を大学で設けていないと思うので、公式な大会である旨を説明しましょう。
2.交通事故
まずはお互いにケガがないことを願いますが、事故を起こして(事故にあって)定期試験を受験できない場合は、定期試験を扱う教務課、学務課に相談しましょう!
当然、警察に連絡して現場検証を行う必要があるため、試験には間に合わない可能性が高いです。
試験に間に合わせるために、立ち去る行為(ひき逃げ)は絶対にNGです。
なお、追試験が認められる可能性は30%です。
追試験を申し込む場合「事故証明書」が必要となりますが、警察に申請して約1週間〜10日ほどかかるようです。
追試験は申し込み期間があるため、事故証明書を取り寄せる間に受付終了となることが多いです。
こんな大学職員だけしかいなければ良いのですが、世の中、融通が効かない大学職員も多いです。
もし、断られたとしても、交渉をすべきだと思います。
3.車の渋滞
定期試験を扱う教務課、学務課に相談しましょう!
追試験が認められる可能性は、ほぼ0%です。
なぜなら、他の車が事故を起こして渋滞になった証明ができないからです。
4.寝坊
寝坊してしまった時は、諦めましょう。
ただし、たまたま電車等が遅延していたなら、駅まで行って遅延証明書をもらって追試験に申し込めることがあるかもしれません…可能性は低いですが。
追試験は申込期限がある
たとえ、追試験の対象になっていても、自分で申し込みをしなければ追試験を受験することはできません。
大学によって申込期限を定めているので、必ず確認をしましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?
おそらく、定期試験を受けられない学生の90%以上を網羅していると思います。
まずは定期試験に遅刻しないように、余裕を持って行動しましょう。
また、命の危険を感じる時などは、自己判断で避難所に行ったり、自宅避難をしましょう。
そこまで危ない時は特例として、証明書が必要なく追試験を申し込むことができるようになることがあります。
必ず、教務課、学務課に問い合わせしましょう。